教育の基本方針
本課程では,学問を総合コミュニケーション科学という広い視野で捉え,専門分野の教育のみならず新たな分野へチャレンジし他分野の専門家とも不自由なく協働・連携できる能力を同時に教育することである.そのために,教育カリキュラムの編成においては,
- 1) 専門知識の修得ならびに他分野の専門知識を必要な時に修得する上で不可欠な基礎学力を十分身につけ,
- 2) 創造力と応用力に結びつく専門分野の基本的知識を確実に獲得し,
- 3) 総合コミュニケーション科学に関わる技術者に強く求められる国際性,倫理観ならびに関連する分野を広く俯瞰できる力を含めた十分な実践的能力を涵養すること,
を特に重視し,具体的なカリキュラムの特徴としては,
- 1) や 2) に関連して,基礎学力を十分身につけられるように配慮したことと,
- 3) に関連して,十分な実践的能力を涵養するために新たに多くの科目設定をしたこと
がある.
特に,先端工学基礎課程においては,入学直後から始める「実践教育科目」,高学年次での実験・演習科目に加えて,就労経験に伴う課題に関連する「産学連携教育科目」によって実践力の育成を図っている.