よくある質問
『社会人コース』と『インターンシップコース』の違いは何ですか?
以下のとおりです.
『社会人コース』
原則として社会人学生を対象とするコース.就業先の決まっていない高卒者等には昼間の就業先(就職あるいは長期の研修先)を紹介します.就業を通して勉強することが必修科目の成績となるので,就業していることが卒業のための必要要件となります.仕事と勉学の両立は大変ですが確実なキャリアが付きます.
『インターンシップコース』
必ずしも昼に定常的に働いていなくとも夜間の修学を希望する学生を対象とするコース.現場での能力の育成を目指して企業等で一定期間仕事を体験する制度であるインターンシップがカリキュラムに組み込まれていて,インターンシップ先での経験に基礎をおく課題演習をおこないます.
インターンシップとはどのようなものですか?
インターンシップは就業経験と呼ばれます.夏休みなどを利用して,数週間に渡り企業などで製品の設計や生産などを実習するものです.本課程のインターンシップコースの学生は必修です.具体的には3年次に履修するインターンシップIIが対応します.2年次に履修するインターンシップIでは外部講師の指導や学外の企業の見学など実習に備えた学習を予定しています.
『情報・メディア・通信プログラム』と『電子・機械・制御プログラム』の違いは何ですか?
以下のとおりです.
『情報・メディア・通信プログラム』
情報の生成,加工,伝送,制御などの分野を専攻するプログラムです.情報技術に関するハードウェアとソフトウェアの両面の基礎的素養を身につけ,多様な情報メディアと各種の情報通信システム,情報ネットワークに関する基本的な技術と概念を獲得した,実践力のある人材を育成します.
『電子・機械・制御プログラム』
知能メカトロニクス分野を専攻するプログラムです.情報,設計,生産,電子,制御といった要素技術とそれらを総合しシステム化する技術を体系的に理解し,産業製品開発のための基礎知識,思考法,および,システム化能力を身につけた,実践力のある人材を育成します.
それぞれ定員は決まっているのでしょうか?入学願書に希望を書く必要はありますか?
2つの専門プログラムのおおよその定員はそれぞれ50名程度としていますが,なるべく学生の履修希望に沿えるようにしたいと考えています.それら専門プログラムへの配属は3年生からです.入学時に指定する必要はありません.
他の学科のように『学科』でなくて,基礎『課程』と名前が付いているのはどうしてですか?
先端工学基礎課程では,勤労者・社会人に対して総合コミュニケーション科学に関わるものづくりに必要な専門教育を授け,教育の機会均等と成人教育の充実を図り,もって社会,文化の進展に貢献することを目的とし,産業界における技術的課題について,その内容を工学的に読み解いて解決手順を見出すことができ,そのために必要な基礎力とさまざまな分野への適応力を身につけている専門的職業人の育成を目指しています.ただし受け入れを勤労者と社会人だけに限定しているわけではなく,その人材育成目標と教育課程に照らしてこの課程で学びたいという強い意志のある人であれば,未就労の人も受け入れることにしています.
いずれにしても,育成人材像は昼間コースの学科とは異なりますから,それらからは切り離して学部共通のコースとすることとしました.それが学科ではなく「課程」という名前をつけた理由です.
大学院はありますか?
本課程と1対1に対応する同じ名前を持った大学院の課程はありませんが,本課程の『情報・メディア・通信プログラム』には,本学大学院の「総合情報専攻」「情報・通信工学専攻」,『電子・機械・制御プログラム』には「知能機械工学専攻」「先進理工学専攻」がそれぞれ対応することになります.大学院に進学するには,大学院入試を受ける必要があります.
先端工学基礎課程では教員免許を取得することは可能ですか?
所定の単位を修得することにより中学校及び高等学校の一種免許状(数学)を取得することができます.ただし,教職用の科目は主に5時限目(16:15-17:45)に開講されるので,その時間帯にも授業に出る必要があります.また,中学校もしくは高等学校などで教育実習を行うことが必要となります.
先端工学基礎課程では昼間コースと同じく研究室に配属され,専門性を高めることはできますか?
卒業研究(選択科目)を履修すれば,研究室に配属されます.ただし,実験科目等を含む98単位以上を修得していないと卒業研究は履修できません.また,研究室毎に人数制限があります.
先端工学基礎課程を卒業した場合,昼間コースで同様の専攻をした人間と比べ,カリキュラム面で劣るということはありますか?
夜間主コースという限られた授業時間帯での専門教育ですから,昼間コースのカリキュラムと同じ構造は取れません.限られた時間帯で,勤労者・社会人学生に如何に充実した専門教育を提供するかという視点で夜間主コースのカリキュラムは構成されており,昼間コースのそれと優劣を比較するような対象ではありません.
アルバイトも社会人コースでの就業と認められますか?
1つの会社で週4日以上かつ週25時間以上働いていれば,就業として認められます.幾つかのアルバイトの合計時間が25時間以上の場合は認められません.
職場が遠いので授業に間に合うかどうか心配です.
授業は,平日の17:50-21:00と土曜の9:00-17:45に開講されます(教職科目を除く).ただし,この時間帯のすべてに授業があるわけではありません.実際の時間割を見て下さい(電気通信大学のホームページから閲覧可能).ただし,時間割は年度毎に若干変更されます.社会人コースクラスの平日授業はできるだけ19:30-21:00になるように工夫されています.また,技術課程演習Ⅰ,Ⅱや輪講,卒業研究の開講時間は,各人の都合に合わせて柔軟に対応できる可能性があります.
サークル活動に参加できますか?
インターンシップコースなら可能です.ただし,昼の時間をどのように使うかは各自よく考えて下さい.社会人コースでは,昼は仕事,夜と土曜日は授業,
日曜日も予習復習をする必要があるのでサークル活動は無理でしょう.
高専から3年次へ編入する場合,2年間で卒業できますか?
高専で修得した単位がどのくらい認定されるかによるのではっきりしたこと
は言えませんが,普通は2年間で卒業できます.しかし,高専からの編入学の場合,事前に1年間以上就業していないと履修できない科目(技術課程演習Ⅰ,Ⅱ,合
計4単位)が3年次に履修できません.そのため,卒業研究(選択科目)を履修するために必要な単位数(98単位)が取得できない可能性があります.
授業料はいくらですか?
入学料,授業料は「AO入試学生募集要項」に記載されていますので,詳しくはそれをご覧下さい.募集要項のページ にある「AO入試学生募集要項」の8ページをご覧下さい.
先端工学基礎課程の授業料は夜間主コースであるために,通常の昼間コースの授業料の半額になっています.しかしながら,教育カリキュラムは昼間コースに匹敵する程度に充実しており,卒業必要単位数は昼間コースの128単位に対して本課程は124単位で,ほぼ同じになっています.
長期履修学生制度は,どのような場合に認められるのでしょうか?
職業を有している者(常勤の職員,自営業の者,非常勤職員(週30時間以上)で,正規の授業時間に出席することが困難な場合,あるいは授業に出席可能であっても,授業の予習・復習・レポート作成・試験勉強に必要な時間が確保できない場合などです.希望者と個別に面談を行い,事情を勘案した上で長期履修適用の可否を決定します.4月からの長期履修開始に向けて,前年12月(入学予定者は入学手続き時)に申込み案内が掲示されるので,希望する場合は忘れずに確認してください.
【補足】長期履修制度とは
職業を有している等の事情により,授業履修や研究指導を受ける機会を制限され,定められた修業期間では修了が困難な学生が,修業年限を超えて一定の期間にわたり計画的に,教育課程を履修し修了することを認める制度.
(注)
※1.授業履修には,それに必要な予習・復習・レポート作成・試験勉強等に必要な時間も含まれる.
2.長期履修期間は,メンター教員との面談により履修計画を立てた上で,5,6,7,8年のいずれかを選ぶことができる.ただし,許される在学期間は,長期履修を利用した場合であっても,最長で8年(休学を含めて10年)と決められている。
3.特別な事情がなく長期間をかけて卒業しようとする者や,学業不振を理由に長期履修制度を利用して修業年限を延長する者は,長期履修の対象としない.
4.自営業について,自らの収入で生計を立てている者に限る.
夜間主コースでは一般入試がなくなるということですが,どのような選抜方法になるのですか?
AO入試での選抜となります.
先端工学基礎課程のAO入試は他大学との併願は可能ですか?
併願は可能です.ただし,募集要項にも記載してあるとおり,合格した場合には入学を確約できる方という条件がありますので,注意してください.
AO入試の小論文試験について,過去問や参考になる資料はありますか?
過去問はありません.なお,これまで行っていた推薦入試の小論文問題については本学の生協で取り扱っていますので,購入してご覧いただくことは可能です.